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爪水虫の治療方法

爪水虫はお湯・熱湯で治せる?爪水虫の弱点から足湯の効果を検証

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爪水虫の治療方法を調べると、お湯を直接かけて治った、とか足湯で治った、なんて話を見かけます。

まず、結論から言っておきましょう。

そんなことしたって爪水虫は治らない

そりゃあそうですよ。

そんな簡単に治るなら苦労しませんし、そもそも日本中にこんなにたくさんの爪水虫患者がいるのはおかしいですよね。

まぁ、もしかすると世の中には本当に足湯だけで爪水虫が改善したという方もいるかもしれません。

ですが、これは極めてレアなケースです。もしくはほとんどが勘違いでしょう。

確かに、足湯するだけで爪水虫が治るならどんなに楽でしょうか。

お湯にひたすだけであれば薬も必要ないし、副作用の心配もありませんし。

しかし現実はそんなに甘くはないわけです。

・・・

ではどうしてこんな噂が流れたのか?

本記事では爪水虫の弱点からこの疑問について考察しつつ、正しい治療法について説明していきます。

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爪水虫の弱点

まず、爪水虫の原因菌は白癬菌というカビの一種です。

多くの方を悩ませている爪水虫ですが、とある決定的な弱点があります。

それが「白癬菌は熱に弱い」ということです。

実は白癬菌は、湯温40℃程度であれば数分間さらされると死滅します。

この40℃という温度こそが、熱湯に足を浸すと爪水虫が治る、という誤解を生む絶妙な数字であったのだと想像できます。

しかし、このデータは白癬菌を直接的に温めた場合です。

事実、40℃のお湯に足を入れても、実際に40℃に達するのは足の表面の僅かな部分だけです。

皮膚の内部や爪の奥などが40℃に達することは非常に難しいと言えます。

もちろん、湯温をさらに上げることで皮膚の内部まで熱を伝えることは可能。

しかしそれでは皮膚が火傷してしまうので、現実的な手段にはなりません。

足湯は全く効果がないの?

ただし、足湯が全く効果がないかというとそうでもありません。

というのも、爪水虫の患者は大概が爪以外の箇所にも水虫をもっています。

例えば足の指と指の間にできる趾間型水虫の場合、患部は皮膚表面なわけですから40℃以上のお湯にしばらく浸しておくことによって一定量の白癬菌には作用するでしょう。

こういった爪以外の部分に巣食う白癬菌の増殖を抑えることによって、爪にまで到達してくる白癬菌の数も抑えることができるでしょう。

つまり、爪水虫の症状の進行を遅らせるという意味では、足湯が一定の効果をもたらしてくれる可能性はあります。

しかしここで気を付けたいのは、足をお湯から出した後は足に水滴が残っているという点です。

その水滴は大気触れることであっという間に温度が下がるので、むしろ白癬菌にとってはほどよい・居心地の良い気温と湿気を与える結果となるでしょう。

そのため、お湯につけた後は丁寧に水滴を拭き取っておくことが重要です。

これはなにも足湯に限らず、入浴後・シャワー後いつでも同じことが言えます。

また、洗面器に入れたお湯で足を温める場合はすぐに湯温が下がります。

一般的な家のお風呂場で洗面器の水を40度にキープすることはほとんど不可能と言って良いでしょう。

シャワーや蛇口から直接的に当てれば湯温を維持することは可能ですが、それでも皮膚の内部を40度にすることは難しいと言えます。

従って、湯温を40℃以上にして爪を温めたとしても、治ったと感じるのは良くても一瞬だけ。すぐに爪水虫の現実に引き戻されることでしょう。

温めるだけで根本的な解決を期待するというのは、やはり非常に厳しいと言わざるをえません。

正しい治療方法

やはり爪水虫専用薬を用いて根気強く直すことが完治への結果的な近道となります。

ただお湯に水虫になっている足をつけることは心地の良いことではあるので、実践すること自体に問題はありません。

しかし、火傷に細心の注意を払うことやその後にしっかりと足を乾かすということを頭に入れておく必要があります。

また、足湯後に薬を使用する際には特に足の水気を取っておく必要があります。

一口に爪水虫と言ってもその症状は人によって異なります。

そのため、それぞれの方にあった治療法や治療薬があります。

水虫薬を使っていても効果が出ないという方は症状に合わない物を使用している可能性があります。

例えば足水虫用の塗り薬を爪水虫に使用したとしても、薬剤は爪を通り抜けるほどの浸透力をもっていないため効果が得られないことでしょう。

そもそも、爪水虫ではなくて爪水虫によく似た別の病気かもしれません。

皮膚科を受診して真菌検査を受ければ白癬菌の有無は確認できます。

爪に異常を感じたら、まずはその原因を確定するためにも皮膚科を受診することを強くおススメします。

そこで爪水虫であることが確定した場合に、その後の治療方針を決めていけばよいのです。

まとめ

ここまで説明してきた通り、足湯を爪水虫の治療方法として考えるのは間違っています。

ただし治療方法としてではなく、リラックス効果、患部周辺を清潔に保つ、などという観点であれば全く無意味であるとは思いません。

いずれにせよ、爪水虫の完治を目指すのであれば薬を用いて治療するのが一番の近道であることは間違いありません。

民間療法を試してみるのは良いですが、治らないリスク、治療が遅れるリスク、症状が悪化するリスク、こういったリスクがついて回るということは知っておいて下さい。

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