以前足の水虫に感染したときに医者に行って言われた言葉ですが、
「水虫は他の場所にも移る。足の爪はもちろん、手の爪にだって移るから気を付けるように」
ということでした。
え?手の爪にも移るの?なんて不思議に思いましたが、ごく稀ではありますが手の爪も足の爪と同様に水虫になってしまうことがあるそうです。
スポンサーリンク手の爪水虫の特徴
爪水虫が手にできたからといって症状は足と何も変わりません。
また、足の爪水虫と同様に、原因は白癬菌による感染です。
あえてその差を言うならば、
「手の爪にできた方が目立って恥ずかしい」
ということ。
これは冗談ではなく実は結構、深刻な問題でもあります。
足の爪であれば、日常生活において他人にバレないようにすることは可能ですが、手の場合はそういうわけにもいきません。
しかも手の爪になっているってことは大概の場合、足も水虫になっていることがほとんどです。
「手の爪が水虫になっちゃったんだ~テヘ☆」
なんて可愛らしくカミングアウトしたところで周囲からしてみれば
「あ~この子、きっと足も水虫なんだろうな・・・くさそう」
なんてことになりかねません!!いやきっとそうなる!!少なくとも私ならそう思う!!
しかも手の皮膚が水虫になってしまったならまだしも、爪となると完治するのに結構な時間がかかります。
その間ずーっとこの辱めに耐えなければならないのですから、万が一足が水虫になってしまった場合は、なんとしても手の爪だけは感染を避けたいところです。
感染を防ぐにはどうしたら良い?
これはズバリ、手洗いを徹底することです。
足と違って手洗いなんてどこでもできるので、これさえキチンと徹底できていれば感染する可能性は極めて低いといえるでしょう。
その時に気を付けたいポイントは
薬用石鹸を使う
爪の間まで綺麗に洗う
足の爪切りのあとは必ず手洗いする
手洗いの後はしっかりと乾燥させる
これらのポイントをしっかり押さえておけばOKです。
ただし!!
例外的に気を付けたいポイントがあります。それは、ジェルネイルを愛用している方です。
女性のオシャレ必須アイテムとして活躍するジェルネイルですが、このジェルネイルが原因で爪水虫になる女性が近年急増しています。
その主な原因は、「自爪とジェルネイルの間にできた隙間に雑菌が繁殖してしまう」ということ。
この場合、いくら手洗いを徹底していても爪水虫を防ぐことはできません。
むしろ自爪との隙間に水分が侵入しやすくなり、感染リスクを高める結果になる可能性もあります。。。
ジェルネイル愛用者の方は特に自爪の健康に注意が必要です。
⇒ジェルネイルが原因で爪水虫?感染のチェックと予防・治療方法を紹介
それでも手に移った場合は
まず、本当にその症状が水虫かどうか、皮膚科に行って診断を受けましょう。
これまでに説明してきた通り、手が水虫の危険にさらされる可能性は一般的には低いです。
元来、水虫の原因である白癬菌は高温多湿を好みます。
ですので、足に比べてずっと乾燥しやすい環境にある手が白癬菌に感染する可能性はとても低いと考えられます。
足の水虫を治療中の方で、手に違和感が出たからといって水虫用の塗り薬を手の気になる場所に塗布したところで、それが水虫でなければ症状が治まることは有り得ません。
場合によっては症状をさらに悪化させてしまうことも有り得ますので、まずは正しい処置を受けられるように検査してもらうのが最適でしょう。
単なる手荒れ、と考えて放置するのはもっと危険です。
症状が深刻化するだけに留まらず、手は日常生活で様々なものに触れる機会が多いので白癬菌の感染ルートをいたずらに増やしてしまうことになりかねません。
まとめ
手の水虫患者は足の患者数に比べると非常に少ないと言われています。
ただそうは言っても手に水虫が移る、そしてそれが爪にまで感染してしまった場合は、その後のケアが非常に大変です。
手に水虫が移るケースは、足水虫に感染していることがほとんど。
足水虫にかかってしまった場合は、足だけではなく手も清潔に保つ必要があることを意識しておきましょう。
また、手の水虫は未然に予防することが十分可能ですので、上で挙げた予防方法をしっかりと実践すればさほど心配はいりません。