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爪水虫の治療方法

爪水虫治療にプラスαの効果を!ラップを用いたODT療法とは

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「爪水虫の治療をしているけど、いまいち治りが良くない」

「爪水虫の治療で塗り薬と飲み薬で迷っている」

「副作用があるから飲み薬を服用できない」

この記事はこのような悩みを抱えている方に向けて書いています。

もしも、爪水虫治療で塗り薬を検討している方で、治療効果に不安がある方は参考になさってください。

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どうして爪水虫は治りにくいの?

爪水虫は、通常の足水虫と比較して治りにくいと言われています。

それは、感染している「場所」が大きく関係しています。

爪水虫の場合、原因である白癬菌は爪の内部だけに留まらず、爪の下側の皮膚にまで感染しているケースがほとんどです。

かつ、白癬菌は皮膚のかなり深い部分にある「角質層」に潜んでいるのです。

この角質層は人間の免疫を担当する白血球の働きが及ばない部分である上に、塗布薬の効果も浸透しにくい部分であるため、白癬菌へのアプローチが困難なのです。

そのため爪水虫を治す方法として効果が高いと言われるものが、飲み薬による治療。

しかしこの飲み薬は副作用が強く、肝機能障害のある人や、他の薬を飲んでいる人、妊娠している人などは服用できないものでした。

そこでもっと手軽な爪水虫の治療法として考えられたのが、ODT療法です。

ODT療法とは?

ODT療法とはOcclusive(密閉された) Dressing(身にまとう) Technique(技術)の略。

和訳すると「密封療法」になります。

要するに、塗布薬を患部上で密封させることによって、できるだけ皮膚の深い部分にまで浸透するようにする方法です。

正しいODT療法の手順

密封療法ということですが、ではどのようにして患部を密封するのか?

これには「ラップ」を用います。

ラップで薬剤を塗布した皮膚を密封することによって薬剤の浸透率を上げ、爪水虫の治療効果を上げるという方法です。

ODT療法において準備するものは、下記の通りです。

□爪水虫用塗布薬

□ラップ

□固定用のサージカルテープ
※必要に応じて
□爪やすり
※必要に応じて

▽POINT1)患部を清潔にする

治療のタイミングとしては入浴後の皮膚が柔らかくなっている時がベストでしょう。

手順は、足指の間はもちろん、足全体を薬用せっけんで丹念に洗い、タオルで拭き上げ、しばらくそのままおいて乾燥させます。

薬の浸透を高めるため、患部である爪を爪やすりで軽く磨いてもいいでしょう。

※爪をやすりで磨く際は十分に注意が必要です。詳しくはこちらの記事をご覧ください。

▽POINT2)外用薬を塗布する

しっかり水気が取り切れたのを確認したら、患部である爪や周辺の皮膚に外用薬を塗布します。

薬を塗るときのポイントとして、見た目に正常に見えていたとしても、皮膚の下には白癬菌が増殖している場合があるため、広範囲に塗っておくことが大切です。

▽POINT3)患部の指をラップで包む

その後ラップで患部の指を丹念に包みます。

このとき、つま先などから外気が入り込まないように隙間なく巻いていくのがポイントです。

複数の爪が爪水虫になっている場合などは、一枚のラップで包み込むのではなく1本1本の指を個別にラップで包んでいきましょう。

▽POINT4)テープで固定してしばらく放置する

その後、サージカルテープで取れないように固定します。

※しっかり固定できてさえいればサージカルテープは必要ありません。

固定とまではいかずとも、靴下を履いてラップが剥がれてこないようにするのも良いでしょう。

この方法で処置した後は30分から1時間程度、そのままの状態で放置します。

この時間で薬の浸透を促しているので、ラップが剥がれてこないように安静にしておくのがベストです。

時間が経過してラップをはがした後は、薬は洗い流さなくても良いのですが、かなりベタベタとしているはずです。

ティッシュなどで軽く水気をふき取った後に、十分に自然乾燥させましょう。

治療期間はどれくらい?

ここで注意点ですが、ODT療法を実施したからといって、完治までの期間が短縮されるわけではないことを覚えておいてください。

爪水虫が完治するためには、新しい健康な爪に生え変わる必要があります。

爪の伸びるスピードは治療方法によらず一定ですので、ODT療法を実施したからといって爪が早く伸びるわけではありません。

ODT療法はあくまで、薬の浸透力を高めて治療効果を最大にするための治療方法です。

爪が完全に生え変わるまでの期間は足の爪でおよそ1年程度。

最終的には皮膚科などで真菌検査を受けて、白癬菌の有無を確認してもらうのが一番良いでしょう。

まとめ

「爪水虫の治療をしているけど、いまいち治りが良くない」

「爪水虫の治療で塗り薬と飲み薬で迷っている」

「副作用があるから飲み薬を服用できない」

このような悩みを抱えていて、塗り薬の効果に疑問を持っている方は、今回ご紹介したODT療法を一度検討してみてはいかがでしょうか。

しかし、30分~1時間もかかる治療法を毎日継続しようと思うと、それなりに負担に感じる方も多いでしょう。

理想的には毎日の日課になってしまうのがベストですが、それが負担となって治療を途中でやめてしまっては元も子もありません。

爪水虫の治療=白癬菌の退治は毎日根気よく続けることが肝心です。

ODT療法が負担に感じる場合は、まずは週に1回程度を目安に始めてみるのがいいかもしれません。

「ラップで包むなんてめんっっどくさい!!」

そんな方の場合は、はじめから浸透力に特化した外用薬を用いるという選択肢をオススメします。

⇒爪水虫に効く市販の外用薬がある!そのメリットデメリットとは?

薬局などで市販されている塗り薬で効果をいまいち感じることができなかった方の多くは、爪への薬剤の浸透力不足が原因と考えられます。

ODT療法を試すだけではなく、治療薬そのものを見直してみるのも手かもしれません。

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